2022.11.13 UP !
SIZE
ONE SIZE : 着丈 : 82cm , 身幅 : 51cm, 肩幅 : 45cm, 袖丈 : 67cm
FABRIC : WOOL / SILK
COLOR : BLACK (ブラック)
まさかのデッド!本物の作りが正に一級品!推定20年代頃の物と思われる、フレンチウール/シルクディナージャケットが入荷して参りました。しかもおおよそ100年前のアンティークアイテムとしては奇跡的なほぼデッドストックコンディション!
こちらはいわゆるスモーキングジャケット(19世紀後半に、タバコを嗜む際に着用されていたとされる上着)を起源としたジャケットで、イギリスではディナージャケットと呼ばれております。(アメリカでは正式な礼服という扱いでタキシードと呼ばれる。)
一つ一つのアイテムを丁寧に作り上げていた1920年代当時らしく、全てが最上級の作りは必見!
表地には、非常に度詰で高級感のある、マットな質感のドスキンと呼ばれるウール素材(良質な毛をもつメリノ種の羊毛(紡毛糸or梳毛糸)を使用して朱子織りで織り、その後、縮絨、起毛、剪毛などをして作った高級毛織物の事)を採用。下襟部分には裏地から連なる綾織りのシルク素材、裏地はより光沢感のある繻子織りの柔らかいシルク素材を採用。ここまで贅沢な素材使いのジャケットは現代では滅多にお目にかかれません!
着丈は長めですが、ウエスト部分を絞った、ワンボタン仕様のスタイリッシュなシルエットで、肩パッドが入りますが、フランス物特有の狭目な肩幅とアームホール、立体的な湾曲した袖部分の仕様の為、野暮ったくない洗練された形です。
ボタンは同じくシルク素材の被せボタンを使用しており、とてもラグジュアリーな雰囲気が漂います。
襟裏に黒地に金文字の刺繍タグがしっかりと残っており、内ポケット内にも、恐らく個人オーダー品であると思われる表記入りのレーベルがしっかり残っております。1928年に製造された貴重な逸品です。
フランス北部、ロレーヌ地域圏のコミューンであるエピナルにて創業の、P&L JULIEN社製で、タグにCIVIL&MILITAIREの表記があるので、恐らく、こちらは軍事的なパレードやパーティに参加する為に仕立てられたアイテムと思われ、そういった軍専用のテーラーとして栄えた、非常に技術の高い民間の仕立て屋かと思います。
19世紀後期〜20世紀初期にはショールカラーしか無かったのですが、20年代に入りヨーロッパではこちらのようなピークドラペル(剣襟)タイプが当時の最新の流行だったようです。
通常は同素材の側章入りのボトムスとセットアップで着用されていましたが、現代ではよりカジュアルダウンしたスタイルにも合わせる事の出来る上品な一品。
状態は古いアイテムなので、内側や肩部分に目立たない程度の糸ほつれがございますが、目立つようなダメージはなく、試着程度のほぼデッドストックコンディションです。
恐らくここまでの技術を持ったテーラージャケットは現代でも数える程しか製造できる所は無く、恐らく数10万円以上の価格となることは間違いありません。大体ですが、約170~175CMの普通体型の方にオススメのサイズ感です。
最上級の作りを誇る珠玉のジャケットです。100年前の物とは到底思えない、非常に綺麗な極上コンディションなので、今後このレベルのアイテムと出会える可能性は極めて低いと思われます。どうぞこの機会に是非本物のジャケットをゲットして見て下さい。
※計測法にもよりますが, 表記サイズと実際のサイズに誤差が出る場合がございます事をご了承の上オーダー下さい。
※画像のカラーと実際の商品のカラーで若干の誤差が出る場合もございますので、合わせてご了承の上オーダー下さい。
※出来る限り状態につきましては記載するよう努めますが、記載されていない部分のダメージや汚れがある場合もございます。しかしヴィンテージアイテムという事を考慮頂き、オーダー頂けるようご了承下さい。
※原則的に1点物ということもあり、ヴィンテージ商品の返品, 交換は受け付けておりませんので, ご了承いただいた場合のみご注文ください。